5R-04
自動車組立作業におけるマルチモーダル基盤モデルを利用した行動解析に関する基礎検討
○清田航暉,久保莞太(鹿児島大),久冨あすか,伊藤浩隆,東園雄太(トヨタ車体研究所),小野智司(鹿児島大)
近年,製造業における作業員の行動解析の要望が高まっている.自動車組立においては,作業手順の把握と作業時間の計測を自動化する手段として,畳み込みニューラルネットワークをベースとした手法の有効性が示されている.しかし,行動解析を行うための深層ニューラルネットワークを教師あり学習により訓練するためには,映像を構成するフレーム単位のラベルが必要となり,教師データの不足が問題となる.このため本研究では,マルチモーダル基盤モデルを本問題に適用し,言語モダリティを活用した少量の教師ラベル付き訓練データでのモデルの学習手法を提案する.