5Q-09
wotedama:文脈を考慮した予測変換を行うIMEの開発
○大川明日香,今野 将(千葉工大)
情報端末機器を利用した日本語入力では,IMEというソフトウェアが必要である.IMEはユーザの入力をサポートするが,周辺文脈の欠如により誤変換を起こす可能性があることが指摘されている.
そこで本研究では,周辺文脈を参照することで誤変換を減らし,ユーザの快適な文書作成を実現することを目指す.具体的には文脈を考慮し,変換の優先順位を決定するIME「wotedama」の開発を行う.wotedamaでは入力済み文章を抜き出し,変換箇所を隠すことでBERTの穴埋め問題として処理する.それぞれの変換候補にスコア付けし,降順に並び替えた変換候補を提示することで,周辺文脈を考慮したIMEを実現する.