情報処理学会 第87回全国大会

5P-08
歌唱テクニック習得支援のための3D可視化手法
○小島美緒,小林かさね,植村あい子,青柳龍也(津田塾大)
歌唱は身近な娯楽の1つであり, 歌唱テクニック(ビブラートやこぶし, しゃくり等)を用いることでより表現豊かに歌うことができる. しかし, 従来のカラオケで使われているピッチやタイミングの提示方法は離散的な可視化が中心で, 歌唱テクニック習得支援には不向きだった. 本研究では, 手本歌唱のF0変化を3D空間上に連続的な一人称・三人称視点レールで表現し, 歌唱テクニックの模倣と習得を支援するシステムを開発した. 手本歌唱の歌唱テクニック利用箇所はレールの色を変更し, ユーザの歌唱F0変化をリアルタイムで表示することで, 手本歌唱とユーザ歌唱の差を理解しやすくした.