情報処理学会 第87回全国大会

5P-05
アカペラ歌唱を利用した楽曲キー提案システムの開発と評価
○大澤優輝,土肥紳一(電機大)
音楽は古くから我々の生活では身近な存在であり,作曲,演奏,視聴,歌唱など楽しみ方は多岐にわたる.ここで歌唱においては,ユーザが歌唱可能な音域と楽曲音域との差異によって歌いにくさを感じ,楽しさが減少してしまうことがある.この問題は楽曲キーを調節することで解消可能だが,ユーザが自身に最適な楽曲キーを認識していることは少ない.そこで本研究では歌唱体験の向上を目指し,基本周波数からアカペラでの楽曲キーを識別,それに合わせた適切な変更楽曲キーをユーザに提案するシステムの開発を行う.また実験を実施することで原曲楽曲キー及び変更楽曲キー歌唱の評価項目を比較し,本提案手法の有効性を評価する.