情報処理学会 第87回全国大会

5N-07
位置情報の対話的匿名化システムに関する一検討
○岡田直浩,伊藤正彦(北海道情報大)
位置情報は、有用性の高い情報を持っているの同時に、個人識別性が高くプライバシー上の問題がある。そのため、位置情報の匿名化を行い個人識別性を低下させ、プライバシー上の問題を解決する必要がある。位置情報の匿名化既存手法としてInterval Cloak、Casperなどが挙げられる。しかし、これらの提案手法では過度な一般化が発生してしまう場合があり、位置情報がもつ有用性が損なわれる恐れがある。本研究では、位置情報の有用性を損なわず適当な匿名化の処理を行うため、データ所有者がデータ使用者の目的に応じて匿名化の度合を変更できるシステムを開発する。