情報処理学会 第87回全国大会

5N-02
楽観的ロック手法OptiQLの再現実装及び性能評価
○阿井星后,杉浦健人,石川佳治,陸 可鏡(名大)
本研究ではGe Shiらの提案したインデックス向けの楽観的ロック手法であるOptiQLの再現性を検証する.OptiQLは楽観的ロックの持つ課題に対する有効な解決法の一つである一方,読取り性能の改善に用いられている技術はハードウェア性能に依存している.そこで結果の再現性,特に論文中で挙げられている特性とパフォーマンスの一貫性の確認を目的とし,論文で提示されているアルゴリズムをもとにOptiQLを再実装する.また,OptiQLには悲観的ロックとの併用によるさらなる性能向上の可能性もあるため,本稿では OptiQLの改良可能性についても論じる.