情報処理学会 第87回全国大会

5M-08
局部時間反転音声によるプライバシーに配慮したコミュニケーション検出技術
○田﨑誠人,三木良雄(工学院大)
公開空地においてコミュニケーションを検出するため,音声区間の情報が必要である.しかし,生の音声を取得することはプライバシー保護の観点から望ましくない.VADなどの技術を用いてリアルタイムで音声区間の情報を取得することは可能であるが,計算能力が必要であり,携帯性を求められる屋外においては現実的でない.そこで音を短い区間で分け,その区間ごとに反転させる局部時間反転音声の技術を用いて,音声の秘匿化を実施した.記録した局部時間反転音声は音源分離の技術により音声部分を分離することが可能であることが分かった.