5M-06
気圧変化と交通事故の関係
○原 颯汰(工学院大)
本研究では,2023年の各都道府県(北海道は札幌,函館,旭川,釧路,北見方面の5つ)の10分間ごとの交通事故データと気象データを組み合わせ,気圧変化が交通事故件数,死亡事故件数,被害者数に与える影響の分析を行った.気象条件と交通事故の関係については,悪天候と交通事故の関係については多くの研究が行われているが,気圧についてはその低下が交通事故を増加させる可能性が指摘されているものの,しっかりと扱った研究はほとんど行われてない.本研究は,気圧の低下のみならず上昇も交通事故件数や被害者数の増加につながることを示唆している.