5M-01
統計的機械学習を用いたベッド上寝位置推定
○村山 肇(山形大),近藤栄太郎,豊田彩織,木暮貴政(パラマウンドベッド),安田宗樹(山形大)
ベッドからの転落防止のため、寝位置の監視は医療・介護等の現場で重要である。寝位置の自動推定システムの実現は、監視にかかる負担を軽減することができる。本研究では、「眠りSCAN」によってセンシングされた体動信号を用いた寝位置推定システムを提案する。眠りSCANはマットレスの下に敷いて利用する非接触型の体動センサである。提案モデルは、統計的機械学習の方法を用いて対象者の体動データに対して最適化され、以降、対象者の寝位置をある種の尤度基準を用いて推定する。いくつかのデータ前処理と組み合わせることで、提案モデルは非常に高い精度の寝位置推定を実現することができる。