5L-02
B Methodにおけるモジュール構造に対応したソフトウェア合成システムの構築
○田中涼介,織田 健(電通大)
形式手法とは、システムの性質を形式的に記述することで頑強なソフトウェアを開発する手法である。
我々は、形式手法B Methodに基づく高信頼ソフトウェア部品の再利用によるソフトウェア合成手法を提案してきた。この合成手法を具体化することで、要求仕様記述を元にソフトウェアを合成するシステムを構築したが、B Methodで複雑なソフトウェアを開発するための機能であるモジュール構造に対応していないことが課題だった。
本発表では、要求をモジュール構造を持たない仕様記述に帰着して部品を結合し、後でモジュール構造を再構成するという方針で上記の問題に対応して構築した、ソフトウェア合成システムについて述べる。