情報処理学会 第87回全国大会

5K-06
評価関数を用いたmove orderingによる6×6オセロの完全解析の高速化
○瀬古脩伍,桑野一成,青山俊弘,田添丈博(鈴鹿高専)
1993 年,数学者ファインシュタイン (J. Feinstein) が6×6 オセロの後手必勝,及び,パーフェクトプレイ「黒 16 白 20」を発見した.そして,2015年,宮崎大学の竹下らは各マスに着手の優先順位をつける方法でファインシュタインの追試を行った.竹下らが解析を行った最終局面数は8843億9209万9420だった.本研究では近畿大学の沖垣の研究を参考に,盤面の評価関数を設定して着手の優先順位をつけることで,最終局面数は49億2632万9447となり、竹下らの研究に比べ,99.4%の削減に成功した.