情報処理学会 第87回全国大会

5J-08
複数のセンサを用いた超低消費電力な個体識別システム開発の基礎検討
○仙石崇大,久保木猛,青柳昌宏,大川 猛(熊本大)
本研究は、複数のセンサの組み合わせを利用し、エッジAI技術を基盤とした超低消費電力な個体識別システム開発の基礎検討を行うことを目的とする。人感センサ、熱センサ、音センサなどのセンサを組み合わせることで、必要時のみカメラを起動し、エッジデバイス上でYOLOv5を用いた個体識別を行う仕組みを構築する。さらに、FPGAを活用して推論処理を効率化し、更なるバッテリーの持続時間の延長を狙う。本システムは、害獣の個体識別を想定した用途において、省エネルギーかつ実用的な性能を実現することを目指す。