情報処理学会 第87回全国大会

5H-03
データから生成される視覚表現を題材にプログラミングを学ぶ−ジェンダー・分野インクルージョン教材をめざして−
○真下武久(成安造形大),吉田智子(京都ノートルダム女子大),有賀妙子(同志社女子大)
プログラミングを学習し就業する女性は男性と比べ少なく,その要因の一つはプログラミング教育の題材ではないかという観点から,性別を問わず,各人が自身の専門分野と結び付けてプログラミングを活用できる,データ視覚化を題材とした教材を開発してきた.それは理系文系を問わない分野インクルーシブな教材となり,結果ジェンダーインクルーシブへと繋がることを期待している.学生が関心を持つデータからプログラムを通してインフォグラフィックスを生成・表現するためのこれまでの教材に加え,作成したプログラミング成果を簡単なウェブアプリとするサポートツールを新たに開発した.その概要を美術大学での授業の実践内容と共に報告する.