情報処理学会 第87回全国大会

5H-01
情報リテラシー教育におけるグループワーク活動量とアサーションスキル認識の関係
○内田君子(名古屋学芸大),奥田隆史(愛知県大)
大学の情報リテラシーに関する講義に取り入れたグループワークにおける対話活動量とアサーションスキルに対する認識との関係について検討を行った.その結果,アサーティブタイプおよびアグレッシブタイプの正認識群は,誤認識群と比較して発言回数が多く安定しており,自己認識の正確さが対話活動への持続的な積極性を示す可能性が示された.一方で,ノンアサーティブタイプの正認識群および誤認識群は発言回数が少なく,アサーションスキルの自己評価が消極的であることが対話活動に影響を与え,発言数の減少を引き起こす可能性が示唆された.