5F-01
大規模言語モデルを利用した目標行動設定の支援技術の検討
○小泉博一,秋冨 穣(NECソリューションイノベータ)
企業や組織では従業員の生産性向上や業務効率化は重要な課題である。解決手法の一つとして、自分の行動や状況を観察・記録・評価して自己改善を図るセルフモニタリングが注目されている。筆者らはこの手法を利用したアプリを研究開発しており、ユーザは日々の行動を記録することで、自己管理する習慣を身につけながら目標達成を目指すことができる。しかし目標に向かう適切な行動を考えることが難しいという課題がある。本稿では、大規模言語モデル(LLM)を利用して目標から日々の行動への落とし込みを支援する仕組みを提案する。LLMとの対話が苦手なユーザを想定して簡便な操作としている。これを試作・評価した結果について報告する。