情報処理学会 第87回全国大会

5D-04
振動シートを用いた自動運転時の入眠促進に関する研究
○山邉茂之,鎌田嶺成(岩手県大)
自動運転が実現した場合,車内での過ごし方アンケートでも上位に来るのが睡眠である.また,昼間の利用ならお昼寝効果でパフォーマンスを回復させる付加価値にもつながる.そこで本研究では,自動運転時,車内で睡眠を取るために,入眠促進デバイスにより着座状態でも迅速に入眠する条件を実験的に明らかにする.入眠デバイスは,低周波の振動が発生可能なシートを開発し,振動は既存のモータによる振動ではなく,音に起因した振動により,柔らかな心地よい振動を実現し,この振動するシートを用い被験者実験を行った結果,生体信号からも眠気促進の傾向が見られた.