情報処理学会 第87回全国大会

5D-02
触覚インタラクションを用いたドライバー操舵行動における学習効率の向上
○飯村勇作(ブリヂストン),林部充宏(東北大)
高齢化の進む日本において、高齢者の運動機能低下が大きな社会問題になっており、自動車の運転においてもアクセル・ブレーキを始めとした認知・判断・操作にまつわる運動機能改善のためのリハビリテーション需要が高まっている。
 このような人間の行動学習の先行研究として、特定のタスクにおいて単独で訓練した被験者に比べ、触覚インタラクションを与えた被験者は効率的に学習できることが報告されているが運転への適用可能性は未だ明らかになっていない。
 そこで、本研究ではドライビングシミュレータを用いて触覚インタラクションが操舵行動に与える影響を定量評価し、相互作用による効率的な学習の可能性があることを見出した。