情報処理学会 第87回全国大会

5B-04
ドメイン適用済み画像生成AIを用いた従来AI向け学習データ生成とその精度評価
○石上将太郎(三菱)
近年画像生成AIの登場によって、ゼロショットで画像を生成することができるようになっている。しかし、多くの先行事例では、人物の写真などを対象にしており、既存のモデルでは製造業向けの画像を生成するのは困難であるという課題がある。今回、この課題の対応のため、製造業のドメインの一つである「外観検査タスク」に着目し、画像生成AIを外観検査タスク向けのデータセットにドメイン適用してから生成した画像を従来AIの学習データとして活用することで、どの程度精度に影響があるか調査した。その結果、従来AIの学習データとして活用したとき、条件によっては実画像と同等の精度が得られることを確認した。