情報処理学会 第87回全国大会

5A-03
格子リンクモデルを用いたパッチ間を移動する個体群の共存の解析
○中桐斉之(兵庫県大),佐藤一憲(静岡大),森下あや子(日本経済大),向坂幸雄(中村学園大短大)
現在、地球上には多くの生物が生存しているが、人間の環境改変などの開発によって多くの生物種が絶滅の危機に瀕しているといわれており、生物とその生息地の保護と保全が重要な課題とされている。
一般的に生物はパッチと呼ばれる空間的に分離した生息地に生息し、パッチはネットワークを構成しており、生物個体はパッチ間を移動している。本研究では、パッチを2次元格子とみなして、この格子を接続する格子リンクモデルを構築し、パッチ間を
移動する生物の個体群動態をモデルとシミュレーションによって解析する。