5A-01
秘匿化メッシュ統計データとデジタル道路地図データを連動した共通閉経路特定方式の開発
○佐藤彰洋,蘇 宣榕(横浜市大)
秘匿化された事業所従業員居住地に関するメッシュ統計データとデジタル道路地図を組み合わせることにより、個人情報を利用することなく、通勤状況の把握とバス輸送経路の設計を実行できるアルゴリズムを開発した。本研究では、特に通勤経路の共通性に基づきエリアを分類し、分類されたエリア内で閉経路を特定することにより、社用バス輸送を想定した巡回経路を決定するアルゴリズムを開発した。更に、製造業の協力事業者から提供された実データを用いることにより、算出結果を可視化し意思決定を実環境で支援できるWebデータアプリケーションを試作して、本提案方式の評価を行った。