情報処理学会 第87回全国大会

4ZN-04
RAGを応用した心理学学習サポート生成AIの研究
○武市藍介,山森光陽,大槻 明(日大)
日本では精神疾患を有する患者数は増加傾向にあり、それに伴いカウンセラーの需要も高まっている。そこで本研究ではRAGを応用して心理学学習をサポートするための生成AIを研究開発した。具体的には公認心理師試験の過去問における解説データを心理学分野の専門家に作成いただき、それをRAGの検索用データにセットすることで、正答のみならず誤答に関しても確かな情報ソースを伴った解説を返す生成AIを研究開発した。そして既存の生成AI(Perplexity,Copilot)との比較検証を通じて提案生成AIの有効性を確認した。本研究を拡張していけば信頼できるデータを伴った心理学検索システムの構築が可能になると考える。