4ZL-07
低炭素交通の理解と行動変容を目指したシリアスゲームに関する研究
○呉 卓謙,眞坂美江子(帝京大)
大気汚染の原因の一つとして、長年自動車の排出ガスが挙げられており、これを削減するために、世界各国で自動車に対する様々な政策が導入されている。しかし、一般市民がこれらの政策の意義を十分に理解しているかは疑問が残る。本研究では、一般市民に交通政策の理解を促すことを目的としたシリアスゲームを開発した。プレイヤーは架空の市の重役となって交通政策を決定・管理する。その結果として担当する市の汚染指数や市民の支持率、資金が変動するシミュレーション型シリアスゲームである。ここでは、シリアスゲームの詳細、および、プレイヤーがシリアスゲームを体験した後の環境政策への関心や行動の変化を考察した結果を述べる。