情報処理学会 第87回全国大会

4ZJ-08
三次元モデルを用いた機械学習データの自動生成とその応用
○河村祥太郎,近藤真史(岡山理大),田口大輔,坂根 勲,若林篤史(セリオ)
現在,製造工場等における機械学習・AI技術は,単に製品の検出に留まらず,物体や人の接点情報(キーポイント)を用いた構造解析にも利用されつつある.しかし,上述の環境下では,十分な量と質の学習用画像を取得し難く,また多数の接点情報を含むアノテーションデータの作成には多大な時間と労力を要する.そこで本研究では,データセット生成ツールNDDSにより,構造物の三次元モデルを用いた多種多様なCG画像を生成するとともに,それに写る三次元モデルの接点情報を統合することで,アノテーションデータを自動生成する手法を提案する.そして,CG画像を用いた学習を通じて,実際の構造物とその接点情報の検出精度について考察する.