情報処理学会 第87回全国大会

4ZJ-07
ドローンと機械学習を用いた水稲圃場の空間分析による温暖化の影響調査
○坂爪 駿,伊藤太一,南野謙一(岩手県大),梅木紳太郎(岩手大)
近年,温暖化が水稲に及ぼす影響が問題となっている.それは過剰な生育による倒伏や高温障害による品質低下,病虫害の発生による減収等である.岩手県においても温暖化は進んでおり,県北では低温障害が少なくなり生育良好となっているが,県南では倒伏,高温障害による品質低下が問題となっている.本研究では,水稲圃場の生育を詳細に把握するために,ドローンと機械学習を用いた空間分析による調査を行う.具体的には空撮した画像をメッシュに分割して植生指標値を算出する.それを定期的に実施することでその変化を時系列クラスタリングにより分類し生育状態を空間的に把握する.これと現地調査,水温等のセンサーデータから温暖化の影響を分析し対策等に役立てる.