情報処理学会 第87回全国大会

4ZH-08
サンコロビンゴの認知的評価に向けた自動問題生成システムの開発
○溝渕彩久良,鈴木 浩(神奈川工科大)
認知機能を総合的に測る評価スケールにはMoCA、MMSE、HDS-Rなどがあり、受験者の認知機能をスコア化して評価する手法として広く利用されている。我々は、自作した計算ゲームコンテンツの認知的効果を評価するため、これらのスケールと計算問題を活用することを考えた。しかし、スケールは出題内容が固定され、慣れによる影響が生じる可能性がある。また、毎回問題を手動で作成するのは手間がかかるという課題も存在する。そこで、MoCAを基にした問題をランダムに出題するプリントと、穴あき四則演算の計算問題をランダムに出題するプリントを自動生成するシステムを開発した。本論文では、このシステムの実装について述べる。