情報処理学会 第87回全国大会

4ZG-01
学生の議論中に一時的に席を外すファシリテーションエージェントの開発
○上田愛斗,石井 裕(岡山県大),望月俊男(早大),江木啓訓(電通大),太田智久(岡山県大)
本研究では、少人数で行う議論を対象に、議論を支援するエージェントが不在となるシステムの開発を行った。活発な議論を進めるためには、参加者の意見を積極的に取り入れることが重要である。先行研究では、発話率に基づき、発話が少ない参加者に発言を促すシステムの開発が行われている。しかし、議論が進行するにつれて、エージェントの指示に対する参加者の受容性が低下するという課題がある。そこで、本研究では議論中にエージェントが一時的に不在となる機能を追加することで、エージェントの指示に対する受容性を高め、議論の活性化を図る可能性を検討する。この機能を実現するシステムを開発し、その効果を検証することを目的としている。