情報処理学会 第87回全国大会

4ZF-07
LLMを用いた会議音声認識結果からのプロジェクト年表自動生成システムの試作
○高木彩翔,白松 俊(名工大),水本武志(ハイラブル)
プロジェクトの過程は議事録などのデータに加工して蓄積される.しかし,経緯を把握したり,探し出したりするのが困難であるため,十分に活用できていなかった.
本研究では,検索拡張生成(RAG)を用いた情報抽出により,効率的な検索を可能にする.
具体的には,LLMやRAGを活用して,会議の音声認識結果をもとに議事録を作成し,出来事を抽出してタイムライン形式で表示する.
この際,従来手法の課題であった,時間の流れに注目したデータの表示を行うため,適切な期間を自動判定してその期間のタイムラインを表示する.
評価実験として,ユーザによるプロジェクト全体の経緯の振り返りのしやすさについて,従来手法と本システムを比較する.