4ZE-08
阻害的および協力的な文脈がPseudo-hapticsにおける重さに与える影響
○松岡壱哲,福森 聡(香川大)
視覚的刺激が触覚知覚に影響を与え, 重さを疑似的に感じさせるクロスモーダル現象は "Pseudo-haptics" と呼ばれている. このPseudo-hapticsにおける重さの強度は様々な要因により変化することが知られており, 彌三川らは表情が変化する人型のエージェントがPseudo-hapticsの強度に影響を与える可能性を示している. 本研究では彌三川らの実験から着想を得て, 阻害と協力という対の意味をもつ2つの文脈は, Pseudo-hapticsの強度に相反する影響を与えるという予測を立てた. そこで, 彌三川らの実験デザインに対し, 阻害的および協力的な文脈を適用した実験をデザインして検証を行った. 本稿では, この実験結果について報告する.