4ZE-06
仮想現実環境におけるテレポーテーション後の視点制御のための両手フレーミング手法の比較
○市川翔太,梅澤 猛,大澤範高(千葉大)
仮想空間内で,テレポーテーション移動の後に位置感覚を失いやすいという問題の軽減のため,前方に両手を掲げて拇指と示指で矩形を作り移動後の視界とするカメラ位置ナビケーションを研究してきた.しかし,指の認識不良で安定した矩形描画が難しいこと,移動タイミングを決定するトリガ操作で矩形が意図したものからずれることが課題であった.そこで,前者は右手の掌側を手前にしていたのを甲側を手前にすることで,後者は拇指の動作を使っていたのを中指・環指・小指を使うことで解決を試みる.変更点の有効性検証のため,仮想空間内の目標物を巡回する被験者実験を行い,所要時間と移動操作の回数を指標として従来手法との比較評価を行う.