4ZC-07
困惑2次元モデルの提案とパズル課題時の生体情報を用いた推定
○時野谷芽来,倉田寛大(農工大),白神健瑠,井上希凛,森岡怜司,大澤隼也(三菱),辻 愛里,藤波香織(農工大)
近年,生徒の学習意欲が低下していることが問題視されており、主体的な学習を促す支援方法が求められている.困惑には知的好奇心を刺激し,学習意欲を高める効果がある一方で,過度になると学習に悪影響を及ぼすことが指摘されている.そのため,学習者が困惑を感じながらもストレスなく意欲的に取り組むことができる,適度な困惑状態を維持することが重要である.本研究では、従来の1次元的な困惑度評価の限界に着目し、困惑を「主観的難易度」と「快/不快」の2つの要因で表現する手法を提案する.生体情報を活用した2要因困惑度推定モデルを構築し、適度な困惑時における心理状態を調査することで,より効果的な学習支援の実現を目指す.