4ZC-05
複合現実空間での組み立て作業中の迷いの推定とその逐次個別化
○髙野耀希,長瀬清之助,辻 愛里,藤波香織(農工大)
組み立て作業における作業者への支援方法として,複合現実(MR)の有用性が示されている.また,作業者への過度な干渉による作業意欲の減少を避けるには作業者の状態やスキルレベルの推定が求められる.先行研究では視線と手の位置情報を用いた迷いの種別と強弱推定手法を開発した.本研究では,視線情報をMRヘッドセット(HoloLens2)に搭載された視線計測機能から算出できるように変更し,先行研究で開発した迷い推定機能と統合することで,MR環境での実時間での利用を可能とした.さらに,ヘッドセットで取得する一人称映像を活用し,システムを利用しながら個人差を縮める手法としての能動学習の適用法の検討を行った.