4ZC-03
自転車のルート提案改良に向けた、スマートフォンの加速度センサーを用いた走りやすさの定量化の研究
○山元志音,鏑木崇史(国際基督教大)
自転車ナビゲーションは自転車利用者にとって重要なツールとなっている。現在の地図アプリケーションは、坂の傾斜や交通量などの変数に基づいてルートを提案できるが、本研究では新たに「快適さ」という変数の導入を提案する。具体的には、加速度センサーから得られる路面振動(z軸加速度)と速度変化(y軸加速度)のデータを解析し、道路の快適度を定量化する手法を提案する。加速度データの収集には、将来的な参加型センシングシステムの開発を視野に入れ、スマートフォンの内蔵センサーを利用する。実験の結果、提案手法は実用的な精度で道路の快適度を推定できることを確認し、スマートフォンの設置位置に関わらず、その有効性を実証した。