情報処理学会 第87回全国大会

4ZC-02
かぎ針編み初心者支援のための動作解析と聴覚フィードバック手法の検討
○木下 梓,五十嵐悠紀(お茶の水女子大)
かぎ針という1本の道具と糸を用いて手編みする「かぎ針編み」は、作成方法に関する動画や書籍が多数あるが、初心者がそれらを見ながら編んでも初めからお手本と同じように作ることは難しい。そこで本研究では、初心者の上達の支援のため、まず基本となる編み方の「鎖編み」を対象として動作を支援するシステムのための動作および聴覚フィードバックの手法を検討する。鎖編みは同じ動作を繰り返すため、経験者がかぎ針編み上部にセンサを取り付けた状態で編んだ際に取得した加速度や角速度の値も周期性のある増減をした。これをもとに、編み方の動画や書籍を閲覧することに加えて聴覚提示を行うことで、出来栄えの向上や早い上達に繋がることを期待する。