情報処理学会 第87回全国大会

4Y-07
ダイナミックマップシステムのための車両走行環境に基づくエッジサーバ動的負荷分散手法
○野田虎之介,東田悠希,山﨑慎也,Alparslan Onur,佐藤健哉(同志社大)
協調型自動運転の実現に向け,エッジサーバを使用した,リアルタイム交通情報共有地図システムであるダイナミックマップシステムの活用が検討されている.エッジサーバを分散配置し,エッジサーバ上にダイナミックマップシステムを展開することで,処理負荷の分散や通信遅延の低減を行うことができる.しかし,エッジサーバの計算資源には限りがあり,車両が1つのエリアに密集した場合,システムの障害が懸念される.そこで本研究では,各エッジサーバが担当する管轄エリアの境界を車両走行環境に基いて動的に変更し,隣接エッジサーバ間で負荷を移譲する手法を提案する.負荷分散の状況やスケーラビリティを評価し,提案手法の有効性を示した.