情報処理学会 第87回全国大会

4X-06
Unityを用いた白杖及びステレオカメラの検知精度シミュレータ環境構築
○高橋周平,濱本和彦(東海大)
視覚障害を有する人口の増加が予測される中、移動支援技術の向上が急務となっている。現在、白杖は主要な障害物検知手段として広く利用されているが、その検知精度や限界については十分に検証されていない。本研究では、Unityを用いて白杖を活用する状況を再現するシミュレータ環境を構築し、その障害物検知精度を評価を行う。また、同シミュレータにステレオカメラを実装し、白杖との性能比較を行うことで、ステレオカメラの有用性を明らかにする。さらに、実機への導入を視野に入れ、理想的なステレオカメラのパラメータを調査し、精度向上に寄与する設計指針の検討を行った。