情報処理学会 第87回全国大会

4T-08
音声情報だけでバスケットボールの試合を可視化できるか
○新井綾乃,市川 治(滋賀大)
本報告では、音声情報だけを使用してバスケットボールの試合の「見取り図」を作成することを目指す。
ここで見取り図とは、どの時間帯が、オフェンス・ディフェンス・フリースロー(ホーム)・同(アウェイ)かを表すものである。
見取り図による試合の可視化により、攻守の切り替えや得点に関係するおおよその時刻がわかるので、後でダイジェスト動画を作成することが容易になる。また、ボールの支配率を知ったり、声援の大きさが得点に及ぼす影響などについての分析につなげることができる。
音声情報を使用する理由としては、観客は状況を判断して応援の声を切り替えるので、それを利用すれば機械学習が容易となるためである。