情報処理学会 第87回全国大会

4T-07
音源定位と物体検出を用いた鳴いている牛の位置推定と個体識別
○山内優児,西尾優亜(愛知県大),小島秀介,兼子明美(愛知県農業総合試験場),入部百合絵(愛知県大)
近年,畜産農家の大規模化により多頭飼育が行われており,少人数の飼養者でも多頭数の牛を管理できるモニタリング技術が求められている.本研究では,牛を捕獲しなくても取得でき,かつ収集が容易な情報として,牛の鳴き声と画像に注目し,それらを用いた牛の位置推定と個体識別について提案する.本研究では,子牛が飼育されている牛舎の周りに複数のマイクロホンアレイと1台のカメラを設置し,鳴き声の音源定位と音声区間検出,そして牛の物体検出を行うことで,牛の鳴き声の角度情報と時間情報,牛の画像と画像内での位置座標を取得する.これらの情報を結合することで,鳴いている牛の位置推定を行うとともに,牛を識別する.