情報処理学会 第87回全国大会

4S-05
中心窩レンダリングにおける移動物体注視時の視覚特性の検証 - 解像度動的調整システム開発に向けて -
○生野 潤,井上優良(大分高専)
本研究は、VRにおける中心窩レンダリング技術の発展を目指し、動的に周辺解像度を調整するシステムを実装・評価するものである.中心窩レンダリングでは、レンダリング性能を向上させつつ、画像アーティファクトが目立たない解像度設定が求められる.本研究は、これまで主に静止画像を対象としていた既存研究を拡張し、VR環境での動的要素を考慮した設計を行う.特に、動いている物体を注視,インタラクトする際には視野がより狭くなるという仮説に着目し、ユーザスタディを通じてその検証を行った.最終的には,得られた結果を基にシステムの有効性を示し、VRの高い視覚的品質と処理性能の両立を目指す.