情報処理学会 第87回全国大会

4S-04
MRを用いたお絵描き水族館
○冨田暁翔,大田海生,村木祐太(阪工大)
近年,CGを用いたコンテンツが急速に普及している.先行システムでは,魚の形が描かれた紙に色を塗り,スキャナで読み取ることで,スクリーンに魚を投影する.しかし,自由な形の魚が描けず,限られた場所でしか体験することができない問題がある.ところで,現実空間と仮想空間を緻密に組み合わせるMixed Reality(以下,MR)という技術がある.MRでは,使用する場所を限定せずにインタラクティブな空間を提供できる.そこで本研究では,自由な形の魚を描き,利用者の動作に合わせて魚が動くMRを用いたお絵かき水族館を提案する.本システムにより,新感覚の驚きと楽しさを提供し,表現力や空間認識能力の向上を図る.