情報処理学会 第87回全国大会

4R-08
マンカラのルールがゲームの構造に与える影響の解析
○望月悠人,佐藤 優,前山和喜,矢島雄河,田中輝雄,藤井昭宏(工学院大)
伝統的なボードゲームである「マンカラ」は,「余った石を分配」「相手のストアを無視」「連続着手」「空ポケットで取得」「2・3石で連続取得」「開始した穴を無視」「片方が空でゲーム終了」「過半数取得で終了」など,地域ごとに多様なルールが存在する二人零和有限確定完全情報ゲームである.本研究では,これらのルールをパラメータ化することで,任意のルールセットの解析を可能にした.また,並列計算技術やデータベース技術を用いて,盤面状態やルールセットに応じたゲームの結果から,特に影響の強いルールやルールセットごとの到達可能な局面数や勝敗への影響を分析した.