4Q-08
主感情を考慮した隠れ怒り・誤認怒りの検出
○鈴木海里,大野誠寛(電機大)
コミュニケーションにおいて送信者が発言に込めた感情を受信者が正確に認識できないことがよくある.特にSNSなどのテキストベースのコミュニケーションにおいてはより顕著に生じうる.本稿では,SNSに投稿された1ツイートに対して,隠れ怒りと誤認怒りの分類を行う手法を提案する.隠れ怒りとは,受信者が送信者の怒りを過小評価した怒りであり,誤認怒りとは,受信者が送信者の怒りを過大評価した怒りである.本手法では,まず入力ツイートの主要な感情を予測し,その情報を用いて,隠れ怒りと誤認怒りの分類を行う.