情報処理学会 第87回全国大会

4Q-04
SNSの意見抽出における対象判別
○高橋遼也,櫻井義尚(明大)
企業はユーザーの実態や特性の把握だけでなく,業界内外のニーズ調査やサービスの評価や効果測定を行うため,様々な手法でユーザー意見を積極的に収集している.そこで,多様な意見を効率的に収集するため,SNSからの意見抽出手法の研究が行われている.これらの研究において文書の意見分類では,その意見の対象(観点)についてキーワードによる抽出を行っているが,単純なキーワードの抽出だけでは,必ずしも意図した対象(観点)を正確に識別することが難しい.そこで本研究では,SNSから抽出した意見が対象意見か否かの判別,加えてさらに細かな分類の判別ができるモデルの構築およびこれら対象判別の課題を明らかにした.