4Q-02
日本語文の語順整序における入出力間の同義判定
○吉田 嵐,大野誠寛(電機大)
日本語は語順が比較的自由であるが,実際には選好が存在しているため,意味は伝わるものの読みにくい語順を持った文が作成されることがある.そのような読みにくい文に対して,意味を変えずに読みやすい語順に整えるという語順整序手法が提案されている.語順整序タスクでは,係り受け解析の失敗などにより,入力文と異なる意味に解釈される文が出力されることがあり,それをいかに防ぐかという課題がある.本稿では,その解決策として,語順整序前後で,文意が同一であるか否かを判定する手法を提案する.本手法は,機械的に生成した学習データによりファインチューニングしたモデルを用いて同義判定する.