情報処理学会 第87回全国大会

4M-07
数理最適化を用いた飛行訓練スケジューリングの自動化
○緒方敦望,樋口直哉,堀部典子(崇城大)
近日のデータサイエンス教育の推進に伴い,データに基づいた意思決定のための技術開発が活発になっている.その中で,最適化の技術は作業効率化の面で重要視されており,特に,スケジューリングの自動化への応用は,様々な場面で役立つ機会があると考えられている.本研究では,崇城大学操縦学専攻でのパイロット養成のための飛行訓練で,現在手作業で行われているスケジューリング作業にかかる人的コストを軽減することを目的とする.実際の現場で生じる複雑な制約を定式化し,その制約のもとでの最適なスケジューリングを数理最適化の問題として捉え,解の算出方法を実装することによって,スケジューリングの自動化を行う.