4M-06
MIQCPを用いた間取り生成における複雑な階段形状を表現する制約式の提案
○稲葉大地,佐久間拓人,加藤昇平(名工大)
間取りの自動生成は,設計士の負担を軽減し,専門知識をもたない顧客であっても多様な間取りの検討を可能とする.先行研究では,数理最適化問題の一種である混合整数二次計画問題(MIQP)として住宅の間取り生成を定式化した.各部屋を長方形の集合として扱い,顧客の理想的な部屋のサイズや位置などの要望を実現する制約式を提案した.しかし,先行研究では複数階建ての住宅において必須となる階段が長方形一つの単純な形状で表現されており,階段に必要とされる性質について具体的な考察が無い.そこで本研究では,階段の形状表現やその性質について分析し,複雑な階段形状を表現するための制約式を提案する.