4L-03
時間経過に伴って変化するモジュール間依存関係に基づく不要モジュールの分析
○吉田将衛,伊原彰紀(和歌山大)
ソフトウェア開発において,プロジェクトへの影響を最小限に抑えつつ不要なモジュールを削除することは,技術的負債を軽減し,保守性を向上させる上で重要なプロセスである.しかし,不要なモジュールを判断する明確な基準がないため,開発者には慎重な対応が求められる.本研究では,不要なモジュールの検出を目的とし,時間の経過に伴うモジュールの削除状況を分析する.具体的には,削除されたモジュールが依存関係を持っていた他のモジュールの数がどのように減少しているかを調査し,モジュールの使用価値の変化を考察する.