情報処理学会 第87回全国大会

4L-01
「改訂版ブルーム・タキソノミー」を利用したソフトウェアドキュメンテーションの改善手法の提案
○山川陽亮(ピクシブ/放送大),金城篤史(沖縄高専)
ソフトウェア開発において、チーム内で熟練した開発者が執筆する社内の他の開発者向けドキュメントは他の開発者にとって十分な情報を満たしたものとならないことが多い。背景として熟練者は他の開発者の理解度を認識することが難しいことが挙げられる。
この熟練者と他の開発者の間に生じる認識の差を改善するために、開発者の認識や理解度を多角的・体系的に評価する枠組みが必要となる。
そこで本稿では教育学にて提唱されている「改訂版ブルーム・タキソノミー」に基づき設計したアンケートを用いて開発者の認識を計測し、ドキュメント作成者へフィードバックを行う。これにより熟練者と他の開発者の間に生じるギャップを改善することを目指す。