情報処理学会 第87回全国大会

4K-06
マルチロボット環境におけるSLAM処理のスケーラビリティ向上のためのオフローディング手法の提案
○久保田幸士郎,菅谷みどり(芝浦工大)
近年の自律移動ロボットに使用されるSimultaneous Localization and Mapping(SLAM)は計算負荷が高いため,先行研究ではエッジコンピューティングを用いたマルチロボット環境におけるSLAMのオフロード手法を提案したが,他のアプリケーションの動作を想定しておらず,一部のサーバに負荷が偏る.これはデータベースを用いてSLAMからマップデータを分離し,スケーラビリティを向上させることで改善するが,ロボットの台数増加に伴いデータベースのオーバーヘッドが課題となる.そのため,本研究はデータベースのスループットを改善する手法を提案し,評価にて有効性を示す.