4K-04
MEC-RM Worker におけるスループット向上のための FaaS ランタイム管理
○佐々木孟,李 彦志,菅谷みどり(芝浦工大)
エッジコンピューティングは,クラウドの処理を分散化し,処理のスループット向上が期待される.エッジにおいて,ヘテロジニアス計算機ノードの統合,FaaSでの透過的利用を目的とした,MEC-RMが提案されている.MEC-RMの計算機ノードでは,FaaSランタイムの効率的な運用が求められる.しかし,処理内容によってCPUのアイドル時間が存在した場合,計算資源を効率的に活用できない課題がある.本研究では,CPU使用率向上による計算機ノードのスループット向上を目的とした.実現のため,CPUのアイドル状態を検出するランタイムと,スケジューラを含むアーキテクチャを設計,実装した.実験で提案の有効性を示す.