情報処理学会 第87回全国大会

4J-06
SoC FPGAを用いたYOLOXの高速化手法の検討
○吉田裕紀,中西知嘉子(阪工大)
近年もAI技術は飛躍的な進化を続けている。AI技術の活用は一般的にクラウドAI方式で行われているが、膨大な量の演算をデータセンターで一手に担っており、その消費電力や発熱が問題視されている。そこで、対をなす手法としてエッジデバイス上でAI処理を行うエッジAIが注目されている。しかしエッジAIにも、デバイス性能の面から高速に複雑な処理を行うことが難しいという課題がある。そこで本研究では、低コストにAI処理を行うことを目標に、SoC FPGAを用いたエッジAIの高速化に取り組んだ。使用モデルはYOLOX-sであり、高負荷なConv2D層を中心に回路化することで処理時間の短縮を図った。